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劇団appleApple

applestage.exblog.jp

好きな劇作家の言葉。

永妻です。


好きな劇作家は?


と、誰かに聞かれたときの答えは、いつも、


永井愛さん、、でした。


初めて自分で選んで買った戯曲も、この方が書かれたものでしたし、


読んでいると、いつのまにか登場人物の一人として本の中にいて、


そこで提示されている問題を本の中で、その登場人物の一人として肌で感じるような、


読む度に、そういう感覚に陥ったものでした、、、僕は。


共感や感嘆や感動はあっても、そういう感覚を体感した戯曲は、


僕にとっては永井さんだけでした。





昨年、ブログにも書いたのですが、


永井さんに僕の戯曲を講評して頂ける機会があり、


そこでとても高い評価を頂けて、、、。


当時は、自信を失っていて、


この公演が終わったらヤメたいと本気で思っていた時期で、


そのたった一度の、たった数時間の、様々な永井さんの言葉が、


今も劇作を続けている、ほとんどすべての理由で、ほとんどすべての支えであったりします。





なんて話をもう一度したかったわけではなく、


先日、演出者協会の方が、「愛さんが載っている」という理由で、僕に協会誌をくれて、


そこで永井さんがお話されていた内容に、胸が震えてしまい、


ここに載せたいっていう、そういうことなんですが。


こういうことって、マズいのかな??って、何人かの人に訊いたのですが、


別に大丈夫じゃないかってことで、


だけど、もしイケナイようでしたら、直ちに削除します。。


ただ、一人でも多くの劇作家の方に読んで欲しかった。


永井「自分が演劇ってものに関わって、今までで一番がんばったこと、もう限界を超えて、本当に死んだ方が楽かなと思いつつもがんばったのって、劇作だけなんですよ。
(中略)
だから、役者であり続けるために、初めて戯曲を書いたんです。その第一作を書き上げた朝、世の中の色がまるっきり違って見えた。このような喜びがあるのかと、初めて知ったんです。いままで、楽しい事もいろいろあったけど、それは劇作を仕上げたという喜びに比べたら大したことなかったなって(笑)まだ誰も評価なんかしてないのよ。始まりと終わりのあるものを書き上げたことに対する、まったくひとりっきりの喜びなんです。劇作をしなかったら、こういう喜びを知ることはなかった。試行錯誤の果ての苦しみも、書けないかもしれないという恐怖も味わうことはなかった。劇作をしなかったら、私は自分をとことん追いつめるということを、たぶんやらなかったでしょうから(笑)」


何度も何度も何度も何度も読み返していました。


劇作家の方ならかなり多くの方が共感する内容なのではないでしょうか。


そしてこの劇作に対する永井さんの愛に、読む度に何度も胸を打たています。





書く、なんて、あんなに苦しいことってこの世にないって思ったり、


少なくとも他のなにかで体験したことのない恐怖だし、


だけど、そこで味わえる喜びも、やっぱり他のなにかで体験をしたことがないもの、です。


自分にとっても。


もっといい作家になりたいです。


もっと努力しなくては、


と、改めて感じましたっていう、そんなお話だったのですが、


ちょっと、暑苦しかったですかね。


まあ、たまには、


ってことで。。。
by appleAppletheater | 2013-05-07 01:21 | 主宰
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