ワークショップを、行いました。
昨日。
主宰です。
劇団として、二ヶ月ぶりの起動。
今回はとりあえず劇団員のみで行いました。
少しでもレベルアップに繋がれば、という思いで。
まず、二人でテキストを使ったシーンづくりをしました。
台本は、一昨年くらいに岸田賞の最終候補になったある戯曲。
設定は夫婦。場所は田舎のホテルです。
他の人の台本を自分の解釈で演出しよ〜+役者さん目線の演出を取り戻そ〜というのが今回の自分の課題でした。
恩田にもオドルを通して僕が感じたいくつかの課題に取り組んでもらいました。
役者としてカラダを動かすことが1年ぶりくらい。
恩田と役者同士で真面目にシーンづくりに取り組むのは、多分五年ぶりくらい。
役者としては、なかなか思うようにカラダが動きませんでしたが、
出演しながら演出するのは、外から行うよりも違った面がたくさんあって面白かったですし、懐かしかったです。
まずは本読み、それから簡単にセットを作って動きながらという流れ。
満足するところまではいかなかったのですが、途中で(僕の)集中力が切れて、今日はここまでということに。
休憩。
は、5分のはずが、話してしまい20分になりました。
次。
予定になかったのですが、同じシーンを今度は恩田演出で取り組んでみることになりました。
恩田さん、芝居の演出は初。
「え、(やらなくて)いいよ〜、いいよ〜」
と始めは言っていたもの、
セットの配置を恩田さん用に変えて、いざスタートすると、
「ここで腕時計を外してこの台詞までにこのテーブルに来て椅子に座ってこの台詞で立ち上がって本棚に行って。それから最初はこういう理由で苛々してこの台詞からこういう理由で私に優しくして。でも苛々は内面に残して、それから、、、」
みたいな(笑)
面白いもので、二人で演出を創ってるときは同じ方向を向くのに、
個々で創ると、まったく別のシーンになります。
恩田の演出に上手く応えることは出来ませんでしたが、
自分の解釈ではない方向で台詞を言う役者の気持ちがよくわかってこれがすごく勉強になりました。
それから、恩田の演出には自分では届かない女性的な想像力に溢れてて、やっぱりいつか自分のホンを演出してほしいと思いました。
という感じで、このテキストは終了〜〜。
まだまだ続きます。
ここからが次回作の芝居創りです。
つづく。