大変ご無沙汰しております。
苦悩する父親、森本慶太役を演じさせて頂きました柘植裕士です。
公演が終了して四日が経過しましたが、まだ何か放心状態といった感じであります。
しかしながら、お越し頂いたお客様や演出家・共演者・スタッフ・関係者の皆さんに何かを伝えなければならないと思ってパソコンに立ち向かった訳なんですが、頭に浮かんでくる言葉というか、思いというのは一つだけなんですね。
「ありがとう」
もうこれに尽きるというか、これしかないんですね。
まだ、役者をやる前の頃なんですけど、アカデミー賞の授賞式とか見てると、受賞者が皆口を揃えて、「誰々さんに感謝します。ありがとう」みたいなお礼の言葉を延々と並べ立てているのをみて不満に感じることがよくあったんです。
せっかくの晴れ舞台で、しかも世界中の人が見てるんだから、もっと面白いこと言えよ!みたいな。
でも、自分が役者として作品を作る側に参加するようになって少しずつ分かってきたんです。
自分の演技が評価されると確かに嬉しいです。しかし、その演技が生み出された背景には演出家のご指導や共演者とのやりとり、そして照明、音響など色んな要素が含まれているんですね。
当たり前のことなんですけど、絶対に一人の力ではないんです。だから感謝の気持ちを忘れてはいけないという事なんですね。
そして、作品を世に出すために裏方の仕事をして下さった方々や、貴重なお時間を使って劇場まで足を運んで下さった観客の皆様への感謝も。
やはり、伝えるべきことは感謝の気持ち「ありがとう」なんです。もうこれに尽きるんですね!
私にとって今回の役柄は、未知の領域に踏み込んだ部分が大きかったので難しかったのですが、演出の優一氏をはじめ共演者みんなに助けられ乗り切ることが出来ました。
「ありがとう」
これはもう本当に何回言っても言い足りないぐらいですけども、最後に改めてもう一度、
皆様、本当にありがとうございました!
「作品に対する評価を自分自身への評価だと勘違いしなければ、私はまだまだ成長できる」
-クリント・イーストウッド-
柘植裕士
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